経済産業省資源エネルギー庁
電源立地特別交付金事業(平成17年)
徳島県立工業技術センター
 
 
 

TRC遺伝子検査システム

 本装置は、定温のRNA増幅反応とRNAのリアルタイム検出技術を組み合わせ、迅速・簡易にRNAの定量が可能である。すなわち煩雑で時間を要する従来の培養法やPCR法に比べ、ほんの数十分で食品中の病原微生物(腸炎ビブリオ、サルモネラ等)のRNAが迅速・簡易に定量でき、その生存の有無等を判定できる装置である。現在、食品企業において「安心・安全」を確保すべく当該食品中の微生物汚染等の把握は、必要不可欠となっている。特に食中毒菌の迅速・正確な検出は最重要事項である。
一方、中小零細企業が多い県内食品企業では、自社のみでは対応しきれないのが現状である。当センターでは、県内食品企業食品の微生物汚染及びクレームに関わる依頼試験・分析並びに衛生管理技術の指導等により、個々の企業に技術支援を行っているものの、やはり微生物検査等において、より正確で迅速な検査が要求されている。本装置導入は、当該課題の解決に必要不可欠である。



TRC遺伝子検査システム(東ソー(株))(型式:TRCRapid-160)

 

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