デジタルX線画像検査システム

更新日:2016年1月5日

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(公財)JKA 自転車等機械工業振興事業に関する補助事業

 この設備はRing!Ring!プロジェクト競輪補助事業からの補助を受けています.

(公財)JKA 自転車等機械工業振興事業に関する補助事業
平成27年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業

デジタルX線画像検査システムについて

CAEシステム

メーカー ケアストリームヘルス
型 式 HPX-1
概 要

 非破壊検査機器.従来は,フィルムを用い撮影していたX線透過画像をIP(イメージングプレート)を用いてデジタル化し,その画像を解析する装置。既存のX線発生装置と使用することにより,破壊せずに撮影対象(機械金属部品,食品,木材等)の内部構造の情報が得られる.従来のフィルムによる撮影に比べ,撮影時間の短縮,現像等の薬品処理が不要,幅広い濃淡差が撮影できる等,様々な利点があります.また,撮影画像がデジタルデータとして得られるため容易に画像処理が可能で微細な欠陥等が確認できるようになります.

用 途  工業製品の高品質・長寿命化には,不良率の低減化,破損・故障原因の解析が必要となり,そのために非破壊検査技術が活用されています.徳島県立工業技術センターへの非破壊試験の依頼も多くの場合が,機械金属部品の内部欠陥・構造検査です.しかし,機械金属部品は,形状が複雑で肉厚差が極端なものが多く,従来のフィルムによる撮影では解析ができない場合も多くあります.当該装置を導入することにより,従来困難であった種類の機械部品も撮影可能となり,対応できる幅が広がります.


徳島県立工業技術センター