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備品の詳細

設備名
高温高圧調理殺菌装置
型式
SGC型60/10SA-N(T)
メーカ
(株)サムソン
分類
実験生産用
用途
この装置はレトルト食品の殺菌,調理に使用します.
食品中の耐熱性細菌を殺菌するには100℃以上(通常110~130℃)の高温で加熱殺菌する必要があります.
しかし従来のレトルト釜で行うと,冷却時に食品を入れたパウチ或いは成型容器内と処理槽内に圧力差が生じ破袋したり変形したりします(パウチ或いは成型容器内の温度低下が処理槽内の温度低下よりも遅いため).
そのため本装置は加熱は高圧熱水シャワーで行い,コンプレッサーで圧力調整しながら散水・冷却する方式が採られています.
パウチや成型容器入り食品以外に缶,ビン入り食品,含気包装食品の殺菌,調理にも使用できます.
特徴
運転工程,機器の動作状況は機器の液晶パネルに表示され,一目で運転状況を把握できます.また内蔵されたF値(耐熱性芽胞が死滅を始める100℃以上の様々な温度における殺菌効果を,121℃で加熱した場合の時間に換算した値で単位は分です)モニターにより製品の殺菌状態を管理することができ,設定F値で殺菌を終了するF値停止機能により過加熱による食品の品質劣化を防止できます.
仕様
処理方式     :熱水噴流(高圧熱水シャワー)式
材 質      :SUS304(殺菌槽本体)
最高使用圧力   :0.49MPa(殺菌時圧力 0.24MPa)
最高使用温度   :140℃(通常使用温度 125℃)
殺菌槽内径    :600mmφ
蒸気部内容積   :0.28m3
温度制御登録   :20パターンまで登録が可能
段階加熱・段階冷却:1~3段階加熱・1~3段階冷却が可能
F値モニター   :温度センサー4本,F値の現在値と積算値を表示
担当
食品・応用生物 TEL:088(635)7908,088(635)7909
担当者
岡久 修己  池田 絵梨
設置場所
食品製造実験室3
設置年度
2000 (平成12) 年度
写真
備考 電力移出県等交付金事業
その他


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        企画総務担当  TEL:088-635-7900  FAX:088-669-4755  問い合わせフォーム