平成16年度に購入した機器をご紹介します.
2.微小部X線回折装置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平成16年度
日本自転車振興会補助事業
【 装置概要
】
本装置は、大面積の湾曲IP(イメージングプレート)を検出器とする2次元X線回折装置である。小角領域と広角領域の2次元回折像を同時に得ることができ、ブロック試料の微小部、フィルム、小結晶など多様な試料の分析に対応することが可能であり、微小部や少ない試料を簡単・迅速な測定に使用される。また、2次元画像は、粒径、配向など試料間の違いを明確に示し、単結晶・多結晶の識別も可能である。さらに2次元画像の2θ/1変換、デバイ環強度分布変換により、定性分析、定量分析、配向度、結晶化度、歪解析などの解析ソフトを使った分析ができる。一般広角回折計、微小部回折計、カメラ法の機能を1台に集約したX線回折計である。
【 仕 様 】
X線発生装置 | 3kW |
ターゲット | Cu |
入射光学系 | インシデントモノクロメータ |
コリメータ | φ0.8、0.3、0.1、0.05、0.03mm |
試料観測 | CCDカメラ画像をCRT表示(約200倍) |
試料調整範囲 | X、Y 軸±5mm、Z 軸±10mm(試料厚40mm対応) |
IPサイズ | 466×256mm2 |
カメラ半径 | 127.4mm |
画素サイズ | 100×100 μm2 |
読取時間 | 85sec |
消去時間 | 20sec |