日本自転車振興会
自転車等機械工業振興事業に関する補助事業
平成17年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業
 

レーザ顕微鏡

 光源にレーザ光を採用したデジタル顕微鏡である。測定対象物の正確な焦点位置を検出し,高さ方向にスキャニングすることにより光学顕微鏡に比べて,コントラストの良い画像が試料全面に焦点のあった状態で観察できる。さらに,試料表面の輝度情報に加えて高さ情報が得られるので,幅・高さ等の測定もできる。走査型顕微鏡のように真空雰囲気を必要とせず,金属材料から食品,生物まで幅広い観察及び測定に対応できる。
 近年,ものづくりは高性能化,高機能・高集積化の要求が高まり金型産業,精密機械部品産業等の機械金属業界では,微細加工の必要性や接触面,摺動面のミクロ部分の性能評価が求められるようになっている。レーザ顕微鏡は拡大像のデジタルデータの出力と共に表面粗さ,形状測定も同時に行え,これら業界で多くの活用が見込まれる。
 観察対象の高精度なカラー三次元デジタル画像を得るためには,ピンホール共焦点光学システムが必要である。光源は多種多様であるが,高精度な測定を行う場合,波長408nmのレーザ光が必要である。また,高倍率の観察を行う場合,視野範囲が狭いという欠点があり,自動ステージによる画像連結機能が必要である。



レーザ顕微鏡 潟Lーエンス VK-9500

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