日本自転車振興会
自転車等機械工業振興事業に関する補助事業
平成17年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業
 

電気化学測定装置

 徳島県内の機械・金属業界で使用される金属材料は主として鋼材(スチール),ステンレス,アルミ合金であり,特に耐食性が要求される場合にはチタン合金が用いられている.金属材料の使用においては,常に腐食・防食を考慮する必要がある.そのため,塗装を施すことが出来ない時は,ステンレス,アルミ合金やチタン合金が使用されるが,その場合でも使用環境に応じた適切な材料選択を行うことが重要である.
 本機器は物質の腐食による変化を電気化学反応としてとらえ,反応量を直接電気量に変換して測定する装置である.電気化学測定から得られる量は,電圧,電流,およびそれらの時間変化である.このときの電圧は反応の起こりやすさ,すなわち環境の酸化性を示し,照合電極を基準にした電位で表現される.また電流は腐食量に相当する.本機器は,ポテンショスタット(参照電極に対する作用電極の電位を常に制御することの出来る装置),ガルバノスタット(電解セルに流れる電流を一定に保つことが出来る装置)などのハード,それらを駆動,計測,演算するためのソフトから構成される.





電気化学測定装置 北斗電工(株) HAG-3001
・ 回転電極装置 HR-301 ・ディスク電極 ・腐食オプション(ソフト)一式
・ 隙間腐食再不動態化電位ソフト ・回転電極制御ソフト ・実験用電解槽 HX-102
・ 参照電極(飽和カロメル電極) HX-R1 ・白金電極(白金板) HX-C2

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