平成29年度JKA補助金による
導入機器の自己評価について
更新日:2018年2月13日
外部リンク:
(公財)JKA自転車等機械工業振興事業に関する補助事業
平成29年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業
この設備は競輪&オートレースの補助事業からの補助を受けています。
リンク:導入した機器
導入機器
FT-IR顕微イメージングシステム
(総合評価)
- 事業全体についての意見・所感
金属材料と有機・無機ハイブリッド素材の複合材料などの分析をはじめ,これまで不可能であった2次元分析(面分析)を高速で行うことにより,製品不良の原因がより詳細に明らかとなる.また,高機能素材であるプラスチック製のラミネートフィルムの素材構成などについても,より高度な解析が可能となり,今後の企業支援に活かされる. - 優れている点・課題,改善すべき点
現有装置より微小なサンプルが分析可能で,2次元分析が高速で実施可能で,積層フィルムの内側の構造解析が可能となる.これにより,金属表面のより小さな付着物・ポリマーブレンド・ラミネートフィルムの組成解析にも対応が可能となる.
非接触式三次元スキャナ装置(アーム式3Dスキャナ)
(総合評価)
- 事業全体についての意見・所感
3Dデジタルデータを活用したものづくりには,デジタルデータ化する3Dスキャナ,デジタルデータから物を造形する3Dプリンタ等のハードウェア及び3D-CAD,CAE解析ソフト等のソフトウェアが必要である.近年,これらの機器の性能向上は早く,低価格化も進んでいるが,県内の中小企業へは普及していない.当センターが企業の機器利用のため開放している現有3Dスキャナは性能不足により対応範囲が限られていたが,導入装置は,現有装置と比べて高精度な測定が可能であるとともに,測定作業が簡易になり、県内の中小企業などが利用しやすくなっていることから、3Dデジタルデータを活用したものづくりの促進につながる. - 優れている点・課題,改善すべき点
現有の3Dスキャナと比べて,より高精度な測定が可能なことから,より複雑な形状の対象物のリバースエンジニアリングのほか,機械加工品や3Dプリンタの造形物等の三次元寸法測定・形状検査にも用途が拡大できる.また,導入装置はアーム式であるため,1回の測定で全方位が測定できることから測定作業が簡易となった.
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