平成11年度 特別研究      経常研究へ  戻る


【技術開発研究費補助金事業,中企庁補助事業(広域共同研究)】
 ・高周波振動複合加工による高能率・高精度加工技術に関する研究(電子機械課)
 ・高温・高圧流体を利用した廃棄物の処理と再資源化技術の開発研究(材料技術課)
【国際技術創造研究】
 ・耐塩性酵母の生理機能の解明とその応用(応用生物課)
【地域産学官連携技術開発事業】
 ・緑茶粉末の消臭・抗菌効果の研究(食品技術課)
【地域コンソーシアム研究開発事業】
 ・使用済み電気電子工業製品のエミッションレス素材分離・再生循環システム(材料技術課)
【高度技術開発研究(産学官共同研究事業)】
 ・高齢社会の福祉環境に関する研究 −高齢者・障害者のコミュニケーション支援ツールの開発−(電子機械課)
 ・材料開発 −抗菌機能を有する素材開発−(材料技術課,食品技術課,企画情報課)
 ・医療・福祉 −機能性高齢者食の開発−(食品技術課)


●指定課題:高周波振動複合加工による高能率・高精度加工技術に関する研究   先頭へ戻る

分担課題:高周波振動複合放電加工による金属材料の微細加工に関する研究
期 間:平成11年〜(新規)
内 容
微細形状の放電加工においては,加工部への加工液供給が不均一になり,極間における加工くず排除が困難で,そのことが加工速度や加工精度の低下をもたらす大きな要因である.本研究では,放電加工時の被加工材または加工液に高周波振動を付加することにより,加工くずの排出を促進し,加工速度及ぴ加工精度の向上を図る.
放電加工に付加する高周波振動加振方法として,被加工物を直接に振動させる方法,加工液を加振する方法及び加振した加工液を局部に供給する方法を取り上げ,加振条件の放電加工特性に及ぼす影響を調べ,通常加工の場合と比較検討する.高周波振動複合加工法によって,通常加工の2〜5倍の加工速度向上を目標として研究する.

●指定課題:高温・高圧流体を利用した廃棄物の処理と再資源化技術の開発研究   先頭へ戻る
分担課題:高温・高圧流体を利用した無機系廃棄物の処理と再資源化技術の開発研究

期 間:平成11年〜(新規)
内 容
無機系廃棄物(石炭灰,一般焼却灰,金属鉱滓等)から重金属の抽出による無害化処理と機能性(軽量性,多孔性等)を有する材料への再資源化技術についての研究を行う.また,活性汚泥等の未利用有機廃棄物の分解による低分子有機物への再資源化についての研究を行う.


●指定課題:耐塩性酵母の生理機能の解明とその応用   先頭へ戻る
分担課題:耐塩性酵母の制御技術の開発と有用物質の生産に関する応用研究

期 間:平成9年〜(3年目)
内 容
・本酵母の細胞膜成分と植物成分との相互作用
・植物成分を用いた新規な新規な食品保持剤の開発


●課 題:緑茶粉末の消臭・抗菌効果の研究   先頭へ戻る

期 間:平成11年〜(新規)
内 容
・特徴・新規性
緑茶粉末抽出物の抗菌,抗ウイルス,消臭作用については,種々の報告が見られ,商品化されているものもある.今回,緑茶粉末(粉末製剤を含む)のままで製品(ガム,飴,歯磨き粉,口臭防止剤等)に応用し,抗虫歯菌口臭成分除去効果を検討することにより,製品化を進める. ・技術開発の成果の活用場面,地域の食品産業等における貢献度地域特産物である緑茶粉末を利用したガム,飴,歯磨き粉,消臭剤等の製品開発により商品価値の低い2,3番茶の需要拡大ならびに有効利用が可能となる.


●課 題:使用済み電気電子工業製品のエミッションレス素材分離・再生循環システム   先頭へ戻る

期 間:平成11年〜(新規)
内 容
・高分子分離・積層研究
・有機金属ガスの分析とエキシマレーザ照射分離
・レーザ照射容器の作製とエキシマレーザによる分子配向積層実験


●課 題:高齢社会の福祉環境に関する研究   先頭へ戻る
分担課題:高齢者・障害者のコミュニケーション支援ツールの開発

期 間:平成9年〜(3年目)
内 容
高齢者及び障害者自身は積極的に一般社会に参加したいと望んでいるが,体力等の問題がありコミュニケーションの機会が著しく減少しているのが現実である.本研究は,高齢者及び障害者が情報通信技術を利用し,積極的に社会活動に参加し,また高齢者及び障害者相互が円滑にコミュニケーションをとることが可能な情報通信機器及び利用環境の開発を行う.

●課 題:材料開発   先頭へ戻る
分担課題:抗菌機能を有する素材開発

期 間:平成9年〜(3年目)
内 容
抗菌剤の応用として紙,プラスチック,竹炭など有機材料への抗菌機能の付加技術及びシリカ等の無機粉体への応用を検討する.
1.抗菌剤の紙,プラスチックへの添加技術の検討を行い,その抗菌効果及び物理的性質について調べる.
2.抗菌剤の無機粉体への固定化方法の検討を行い,抗菌効果について評価する.
3.抗菌剤の竹炭との複合化について調べ,抗菌剤,吸着剤としての相乗効果について検討する.

●課 題:医療・福祉   先頭へ戻る
分担課題:機能性高齢者食の開発

期 間:平成11年〜(新規)
内 容
高齢になると咀嚼・嚥下機能,代謝機能等生理機能の低下,疾病及び嗜好性の変化等により,栄養摂取必要量が満たされない場合が多く,そのことが悪循環となりさらなる機能低下を引き起こすと考えられている.そこで,本研究では高齢者の生理的機能,嗜好性等の調査・把握を行い,開発食品の対象の一つである在宅要介護高齢者においては,まず「食べられる,食べさせやすい」ことを第一目標として,単に咀嚼・嚥下補助食材の添加や調理方法の検討だけでなく酵素等を用いた新規食品加工技術,メニュー提案を検討する.
一方,大多数である一般高齢者向けには,上記物理的機能の他にこれまでに開発された生体調節機能を有する各種機能性(高血圧防止,抗酸化能等)食品素材の利用等による疾病予防や栄養補給の補助を付加した食品の開発を行うとともにトータル的な「高齢者食」の開発,提案を行う.


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