試験・研究設備の検索
備品の詳細

設備名
音響測定室
型式
メーカ
(株)神戸製鋼所
分類
計測用
用途
(1)無響室
音源から出力される音のレベル及び周波数特性等の測定を行います.
無響室は壁面の反射がほとんどないため音場は屋外と同じ自由音場です.よって,自由音場を必要とし,風雨,気温変動及び外部騒音の影響を除かねばならないあらゆる測定に用いられます.例えば機械から出る絶対音圧レベル指向特性,周波数特性等です.

(2)残響室
 吸音率及び透過損失等の測定に使用します.
吸音率,透過損失の測定以外には,機械等から出る音のパワーレベルの測定ができます.また,残響室2室のうち一方の部屋の壁に,無響室と同様の吸音処理を施し,音響インテンシティ測定を行えば,試料の音もれの部分を発見することができます.
特徴
残響室2室,無響室1室,測定エリアで構成されています.
残響室は音源室及び受音室の2室で構成され,試料取り付け用の1×2(m)の開口部でつながっています.また部屋の形状は壁が5角形で,天井と床も平行ではありません.このように平行な面を設けないことによって,良好な拡散音場が得られるよう考慮されています.なお壁及び開口部近辺には資料等を容易に取り付けられるよう,吊り下げ用フック及び試料取付治具が設置されています.
無響室は直方体の部屋の壁の表面にグラスウールを成型した吸音くさびが固定されています.このため残響がほとんどなく,逆2乗則で求まる距離減衰特性が得られます.
仕様
●残響室(音源室,受音室)
  容量・表面積 : 音源室 34m3・63m2
           受音室 38m3・68m2
  試料取り付け用開口寸法法 : 1m(W)×2m(H)
  吊り下げ用フック : 音源室:24ヵ所,受音室:26ヵ所
  電気設備 : 2室共に,白熱灯(60W×4),
         コンセント(100V×2, 200V×1)
  測定周波数範囲 : 250Hz~8KHz

●無響室
  出入口寸法   : 1m×2m(スライディング・扉)
  壁・床・天井  : 吸音くさび
  ターンテーブル : 直径400mm,耐荷重100kgf,
            室外からのコントロール
  吊り下げ用フック: 天井6ヵ所,壁16ヵ所
  電気設備    : 白熱灯(60W×4),
            コンセント(200V×1,100V×2)
  平常時の暗騒音 : 30dB以下
  距離減衰特性  : 125Hz~8Hzにおいて逆自乗則からの偏差は
            許容範囲内
担当
生活科学 TEL:088(635)7906,088(635)7907
担当者
  
設置場所
管理棟1階
設置年度
1991 (平成3) 年度
写真
備考
その他


■この設備に関するお問い合わせは下記まで.
        企画総務担当  TEL:088-635-7900  FAX:088-669-4755  問い合わせフォーム