2021年度JKA補助金による

導入機器の自己評価について

更新日:2022年5月26日

競輪&オートレースの補助事業 外部リンク:
(公財)JKA 自転車等機械振興事業に関する補助事業
2021年度公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業

この設備は競輪&オートレースの補助事業からの補助を受けています.

リンク:導入した機器

導入機器

音質計測装置

(総合評価)

  • 事業全体についての意見・所感
     装置を導入したことで、スピーカーやオーディオ等の音響製品をはじめ、機械製品等の音質測定が可能となる。また、工場騒音の改善も可能となり、労働衛生の向上につながる。これらにより、機械製品の高付加価値化や少子高齢化等で人手不足となっている地域の機械関連企業の雇用が促進され、持続的な活性化に寄与することが期待される。

  • 優れている点
     超音波(20kHz以上の音)や超低周波(20Hz以下の音)の計測により、機械設備の異常診断や非破壊検査等に活用できる。さらに、ダミーヘッドを使用することにより、人間の頭部形状や聴覚器官の特性を加味した音響計測が可能である。

  • その他,アピールしたい点
     スピーカーやオーディオ等の評価に用いられる電気音響特性のなかでも特に重要な項目である高調波歪みの測定が可能である。

耐光試験機

(総合評価)

  • 事業全体についての意見・所感
     装置を導入したことで、日本産業規格「自動車部品の耐候性試験方法」(JIS D 0205)や「熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法」(JIS K 6902)等の様々な試験方法が可能となる。これにより、高品質、高付加価値製品の製造が可能となり地域の中小企業の競争力の強化につながることが期待される。

  • 優れている点
     高温(95℃)での試験が可能である。これにより、これまでより速く劣化を観察することが可能となるため、試験を短時間で完了させることが可能となる。

  • その他,アピールしたい点
     塗装された金属部品や樹脂製品等の耐光性の評価のみではなく、コロナ禍の現代において殺菌分野で注目されている紫外線LEDを利用した製品の自己照射による劣化評価も可能である。

共同研究

車載用スピーカー振動板の音質評価に関する研究

(総合評価)

  • 事業全体についての意見・所感
     本研究で確立した評価法は、車載用スピーカーのみならず、オートバイ用イヤホンやヘッドホンなどにも適用できることから、汎用性が高い。今後、評価法を様々な機械関連製品へ応用することで、地域の機械関連産業の活性化に大きく寄与することが予想される。

お問い合わせ

企画総務担当
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徳島県立工業技術センター